1.はじめに
人生100年時代と言われる中、一番の心配事は健康でしょう。
2025年には65歳以上の5人に1人の700万人が認知症になるともいわれています。
二番目の心配は、お金のことではないでしょうか。
わが国では人口減少時代を迎え、世代間の支え合いである社会保障制度の持続性に疑問を呈する人が増えてきています。
自助努力で年金を確保する時代がもう目の前に来ていると言っても過言ではないでしょう。
「健康寿命」を伸ばし、「資産寿命」を伸ばすことが大切です。
2.お金に働いてもらうこと
健康でいるために、食事に気を付け、運動を心がけ、人間ドック等で定期的に検査をすることが当たり前で、そういう努力を継続することの大切さを大げさに言えば国民全員が共有していると思います。
一方、お金についてはどうでしょうか?
ゼロ金利時代の今、お金に働いてもらい、少しでも増やす努力をすることが大切であることを意識している人がどれだけいるでしょうか?
健康でいるための努力と同様にお金を増やすことにも日頃から意識し努力する必要があります。
お金を運用することで、お金自身にも働いてもらうことを考えていきましょう。
3.具体的にどうすればいいの?
やはり、健康を維持することと同様に、基本的な金融の知識については学ぶ必要があるでしょう。
しかし専門家レベルまでの知識を得て、それを実践するとなると相当のエネルギーを注がねばなりませんし、忙しい現代社会の中でそれを求めることは無理があると思います。
そこでおすすめなのは、信頼できるアドバイザーを探す努力をすることです。
健康でいるために、信頼できるホームドクターを、法律問題には、信頼できる弁護士を、税金の問題には、信頼できる税理士を見つけることが王道です。
それと同様です。
お金の相談には、その道のプロである資産運用のアドバイザーを探す努力をすることが目的を達成するための最短距離ではないでしょうか。
4.資産運用のプロのアドバイザーとは?
まず思い浮かぶのは、「ゆうちょ銀行」「銀行」「証券会社」のアドバイザーでしょうか。最近はFP(ファイナンシャルプランナー)を思い浮かべる方も多いかと思います。
そこに、IFAを加えてみてはいかがでしょう。
IFAとは、「Independent Financial Advisor」の略称で「独立系ファイナンシャルアドバイザー」を意味します。証券会社や銀行といった特定の金融機関からは独立した存在で、中立的な立場で顧客へアドバイスを行う金融の専門家です。
イギリスで生まれ、アメリカで大きく成長した職業です。アメリカでは個人に金融サービスを提供するアドバイザーの70%以上が独立系と言われています。
日本においては、その存在はほとんど知られておりませんが、日本の金融ビジネスが金融先進国のアメリカの後を追ってきた歴史から、近い将来は日本においてもその存在が大きなものとなるに違いありません。
5.IFAをアドバイザーにするメリットは?
まず第一に大多数の大手金融機関と違い、IFAには転勤がないことです。人生100年時代にそった資産運用を行うにあたって、IFAをアドバイザーとすれば、長期間継続的なアドバイスを受けることが可能になります。
次に、特定の金融機関から独立した存在であることです。IFAは、多様な商品、多様な運用会社からお客様にあった最適と思われる商品やサービスをお客様に寄り添って、一緒に選択するという存在です。いわば、IFAは「購買代理人」という立ち位置になります。
6.IFAのデメリットは?
逆に、IFAをアドバイザーにする上でのデメリットとはなんでしょう。
それは、手数料が高いということが最も大きなデメリットの一つと言えるでしょう。
基本的に日本のIFAは手数料ビジネスが主流です。お客様から直接報酬を受け取るのではなく、金融商品を取引した際の手数料の一部を証券会社から受け取るという仕組みです。
インターネットが発達した現在、商品を自分自身で選択し、インターネットを使って購入すれば本当に安いコストで金融商品を購入することが可能になりました。しかしIFAをアドバイザーにした場合、金融商品によっても違いがありますが、それ相応の手数料がかかることになります。
最近は、金融商品の取引の都度売買手数料を徴求することなく、残高に応じてフィーをいただくという契約のIFAも増えつつありますが、それ相応のコスト負担が生じることに違いはありません。
7.自助努力の時代を生き抜くために
人生100年時代、「お金」について真剣に考えてみませんか?
信頼できる資産運用のプロのアドバイザーと一緒に。
よりよい人生を送るために。